【温活コラム】冷え性の味方の生姜!
こんにちは!
今日は生姜の効能についてご説明したいと思います。
生姜の効能とは?
生姜はよくスーパーで目にする生の生姜と、生姜を乾燥させた干姜(かんきょう)の2種類あります。簡単に説明すると、生姜は発散する力が優れているので、毒素や邪気を汗として出してくれます。干姜(かんきょう)はお腹を温め消化器官をいたわってくれます。なので発散する力はありません。
「風邪を引いちゃった!」というときには生姜
「お腹が冷たくて下痢気味・・・」というときは干姜(かんきょう)
というように使い分けてみてくださいね。
ここが重要かな?値段が全く違います。干姜(かんきょう)は良い物で100g 9,000円近くするものもあります。冷えを改善するためには毎日体を温める食材を食べるべきだと思いますが、こんなに値が張ると毎日は食べられません。ご自身で生姜をスライスして、天日干しにして作ってみてもいいでしょう!
【生姜】
- 発汗によって寒邪を追い払う
- 胃腸の働きを活発にして、吐き気を止める
- きのこ、魚介類の毒素を分類する
- 寒邪に肺が冒されて起こる鼻水、頭痛、関節痛、強い寒気などを止める
- 寒邪による軟便を改善
【干姜】
- 胃腸を温め、消化機能を高める
- 肺を温め、体内の余分な水分をとる
- 冷えによる腹痛・胃腸の冷えからくる下痢などを止める
- 冷えが原因の喘息の咳・体が寒く背筋が冷たい状態を改善
「生姜は辛いが、体に害することなく野菜やデザート、さらに薬としても使える」と「本草綱目」にかかれています。辛味成分のジンゲロン、ショウガオールで体を温め、邪気を発散してくれる。
また乾いた生姜(干姜)は体を心から温めてくれるので、お腹が冷えて下痢気味などの症状で悩んでいる人におすすめ。
生姜上手に取り入れられる人は、確実に冷えを改善できますよ!
よく薬膳の世界では「夏の生姜は医者知らず」と言われています。寒い時期の冬に生姜をたっぷり使って体を温めるのはわかりますが、夏の温かい時期でも生姜を積極的に摂取しなくてはいけません。それはなぜでしょうか?やはりここ近年は異常に暑くて、24時間冷房をつけっぱなしという家庭も少なくはないと思います。冷え性の人で悩んでいる方は足を触ってみてください。確実に冷たいと思います。こんな時こそ、生姜を食べて体をポカポカさせてくださいね!また、「冬病夏治」という言葉が中医学では存在します。字のごとく「冬の病気は夏に治す」という意味。冬に悪化する冷えを夏のうちに撃退しましょう♪
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