風邪を引いた時の漢方の選び方(5)

風寒の邪気に対しての漢方薬のご説明もこれで最後になります。

難しいお話でしたが、熱心に読んでくださりありがとうございます。風邪の漢方薬は薬局でもお目にすることも多いかと思います。なので「この名前知ってる!」と少しでも興味を持っていただけたのであればそれだけでも幸せです。

 

風邪を引いたときの漢方薬の選び方の風寒の邪気に襲われたときの漢方薬についてのお話は最後になりますが、風熱の邪気のverもありますので、もう少しファイトでございます。笑

聞いたことある方も多いと思いますが、小青竜湯のお話をしていきたいと思います。この方剤は有名ですよね。でも私も薬膳を勉強するまではまったく知りませんでしたよ笑 なので知らない方がいらしてもまったく問題はありません!知っていたら、このブログなんて読んでないですもんね!笑

 

小青竜湯を使うときの症状としては何と言っても花粉症のときに使うのはgoodです!!透明な鼻水が止まらないときに使うといいですよね。

 

発熱悪寒、汗が出ない、咳、痰が多くて薄い、体が重くて痛い

などの症状が出たら小青竜湯を飲むと治りますよ!

まず、風寒の邪気に襲われたら発熱悪寒が出てくるのは覚えておいてくださいね。大事です。

汗が出ないのは風邪を引いたら普通のことです。風寒の邪気が衛気(体を邪気から守ってくれる気)を破って、体表を覆ってしまうので、皮膚の穴も閉じてしまいます。そうすると汗の出口である皮膚の穴からは汗は出ることができません。なので汗が出ないのです。

さらにその汗が体内に溜まってしまい、痰飲(ここでは汗=水、なので水の塊)が体内に残ってしまいます。ただ残っているだけだったら痰として道端に「ぺっ」っと吐き出せばいいのです。※道端ではなく洗面所などで吐きましょう。笑 あくまでの例として出しました。笑 しかし、風寒の邪気が体の中に入ってきているので、その邪気が痰飲をかき乱し、喉や痰が多くなるといった症状につながってきます。そして風寒の邪気に襲われたら必ず痰は白いです。そして薄いのも特徴です。覚えておいてくださいね。

そして痰飲が溜まっている。。。これは水の塊と言いました。体の中にビシャビシャなタオルがあるとイメージしてください。ビシャビシャなタオルが体の中にあると、重だるさが伴いますよね。なので頭がずっしり重かったりします。

 

入っている成分が

麻黄、桂枝(けいし)、芍薬(しゃくやく)、細辛(さいしん)、乾姜(かんきょう)、甘草、半夏、五味子

が小青竜湯の主成分です。

この症状が出た場合は皮膚の穴をとりあえず開かせて、汗をかかせて風寒の邪気を追い出すことをまず第一に考えます。その考えに適している生薬は麻黄です。麻黄は温めて汗をかかせてくれます。また、桂枝もシナモンの生薬です。体の中に入って温めてくれる役割を持っています。そしてその温めた熱で汗をかかせてくれます。麻黄と一緒に使うことで相乗効果になります。そして、乾姜は生姜を乾燥させたものです。なのでこの生薬も麻黄、桂枝と一緒に汗をかかせてくれる生薬になります。

芍薬は陰液を補い栄養を与えてくれます。鼻水などで陰液が損傷されるのでそこを強化してくれる生薬となっています。

半夏は痰が多くて薄いという症状に効きます。痰の原因である湿を乾燥して取り除いてくれます。

甘草はちょうわしてくれます。

 

これで風寒の邪気に襲われたときの漢方薬は終わりです。

ご一読ありがとうございました!

 

また書きますのでお楽しみに!!

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