【季節の薬膳】春の薬膳
春の特徴
春は冬が終わり陽気がどんどん増す時期です。植物は芽生え、動物は活発に動き始めます。万物が成長し、発育する季節のことを言います。
五行(ごぎょうと読みますが、中国古代の哲学のことを言います・・・なんて難しいですね。笑 まあ中国ではこういう考え方があると考えてください。占いとかでもよく使われますよ!)では「木」と関わりが深く、「木」の象意より伸びやかに進むことを好みます。なので春は「ゆらゆら」「のほほん」「のびのび」と過ごすことが大切です。
また、春は規制を嫌います。例えば、春は様々な行事があります。入学式、卒業式、引っ越し、入社式、人事異動・・・新天地で頑張る人も多いのではないでしょうか?今までと違った場所で何かを頑張ることは精神的にかなりストレスがかかります。こういうストレスが規制に当たります。
五気は「風」。「春一番」と言われるほど春には強風が吹くことがあります。「風」は「風邪」とも捉えるため、風邪を連れてきて、体の中で春一番なみの風を吹かせ、様々なところに痛みや症状を出すことがあります。肩こり、眼精疲労、痙攣、足のつりなど上半身と下半身(上半身のほうが多い)で症状を伴うことが多いです。気温の変化もめまぐるしく変化し、暖かくなっていくので、体に負担がかかりやすいと言われています。
風邪(ふうじゃ)の特徴
上記で「春は陽がどんどん増す時期」と書いたのですが、陽気が増すということは私達の体も活発になるのですが、悪い気も活動を開始してしまうため、潜伏していた慢性の病気やアレルギー、ウイルスや細菌の感染症が多くなります。この悪い気を「風」のように運んでくるのが風邪。風邪は「舞い上がる」性質を持っているので、肝気が上がり、イライラしやすくなります。イライラは気の巡りを悪くします。気の巡りが悪くなるとその人の弱い部分に不調が出ます。例えば、吹き出物が出る、肌が敏感になる、疲労感が続くなどなど。春にこれらの不調で過ごすと、夏の暑さを感じる頃には、エネルギー不足になります。
また、風は葉っぱやお花をゆすりますよね?なので体にも同じ現象が起きます。手足、全身の震え、てんかん、痙攣など春は起こりやすくなります。
春に取りたい食材
気の巡りをよくする食材(春はイライラしやすいから)
陳皮、グレープフルーツ、きんかん、生姜、レモン、柑橘系などなど
肝の気を落ち着かせる食材(春と肝は五行で密接な関係だから)
アロエ、セロリ、トマト、菊花など
消化器官を助ける食材(脾気の上昇と胃気の下降に深く関わっているため)
キャベツ、イモ類、豆類などなど
血を補う食材(春先は血を補うことが大切、自律神経を整えたいため)
ほうれん草、人参、まぐろなどなど
解毒する食材(冬にたまった毒を排出しなくてはいけないため)
タラの芽、たけのこ、ふき、しじみなどなど
イライラを吹き飛ばすぞ!まるごと焼きみかんゼリー
材料
- みかん 小さいサイズ4個
- 蜂蜜 大さじ2
- きび砂糖 30g
- 白ワイン 200ml
- 水 100ml
- 紅茶の茶葉 1パック分
- 粉寒天 1/2袋
作り方
- みかんをオーブンでヘタのおしりの部分が焦げるまで焼き、皮をむき、皮と身をみじんぎりにする
- 小鍋に粉寒天以外の材料を入れ弱火で煮詰める
- 粉寒天を入れ軽く混ぜ、型に入れて粗熱を取ったら冷蔵庫へ入れる。
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