めまいについて
めまい。軽視されている問題かもしれません。
めまいを軽く見ていると将来大変なことになるかもしれません。先手を打っておくことが何よりも大事だと思います。
さて、今回はお分かりだと思いますが、めまいについてお話しをしていきたいなと思います。
めまいとは「眩暈」と書きますよね。「眩(げん)」は目の前が暗くなることを表します。「暈(うん)」はふらふらしたり、ぐるぐる回っていると感じていることを言います。
この症状に追加で吐き気や嘔吐、発汗などが伴うこともあります。重症の場合は意識を失って倒れます。
眩暈は、脳の異常による中枢性と内耳・中耳などの異常によるものだと考えられています。聴覚に関する症状と共に発作を繰り返すことが多く、本人にとっては大変苦しいものです。その他比較的症状が軽いものとして、立ちくらみ。自分が宙に浮いているように感じるなどといった症状が現れます。
中医学的に、以下の4つのことで考えられます。
- 肝陽上亢(かんようじょうこう)
- 気血両虚(きけつりょうきょ)
- 痰濁(たんだく)
- 腎精不足(じんせいぶそく)
今日は肝陽上亢(かんようじょうこう)についてのお話しを進めていきたいなと思います。
肝陽上亢(かんようじょうこう)は4月の肝の薬膳に受講してくださった方にはプラスαでお話ししてわかっていただいていると思います。。笑
肝陽上亢(かんようじょうこう)は、長期的にわたる悩み、怒りなどのストレスが原因とされています。肝の疎泄作用がうまくできずに低下させてしまいます。それは大変なことなのです。なぜかというと、気・津液が肝の機能が働かないので消耗してしまうのです。
症状としては、
- めまい、耳鳴り、頭の張りと頭痛がする
- 顔の色が赤い。すぐ怒る(ぶつぶつ)
- 両手両足が歩く落ち着かない
- 夢を多く見る、眠れない
- 口が苦い、目が充血する
などの症状が出てきます。
治法としては、陰を補うこと、肝の働きを改善する、肝腎の陰を補うと改善されると言われています。
食べ物としては、卵、豚肉、烏賊、あさり、黒豆、はちみつ、黒きくらげ、セロリ、菊花、枸杞の実、黒ごま、黒砂糖、海老などを中心に献立を組み立てていきましょうね。

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