月経痛の薬膳(4)
こんにちは。昨日はかなり蒸し暑くジメジメした天気だったのに、今日は風が強く寒いですね。
体調管理にはみなさんお気をつけてください。邪気の侵入を防ぐには補気の食材を取ることが大事です。なるべく意識して摂取するようにしてくださいね。
昨日はジメジメした天気だったのですが、そういうときに湿邪が体に侵入しやすくなります。前回のブログにも書きましたが、湿邪が体の中に侵入してくるととっても厄介です。なので補気のある食材をとって、邪気の侵入を防ぎます。
これから梅雨の時期に入るのでここを強化していかなくてはなりません。
では、ここから本題に入りますね。
今回は気血両虚(きけつりょうきょ)の月経痛についてお話をしていきたいなと思います。
気血両虚とは気と血が両方とも虚(=不足)している状態のことを指します。気と血は一緒になくなるので気血両虚というように言います。
女性は毎月月経が必ず来るので、気血両虚の症状になりやすいです。また、出産すると出血を伴います。産後は気血両虚になりやすいと言われています。多くは消化器官(脾・胃)の働きが弱くなっていることが問題として挙げられます。また、慢性疾患や、慢性的な出血により起こる可能性もあります。月経中または痛みが出るのは、出血により気血不足がさらに悪化するためと考えられています。
主な症状としては、
- 月経中または月経が終了後に、下腹部が痛む
- 下腹部に下垂感がある
- 手で押さえたり温めたりすると痛みが弱くなる
- 経血量は少なく、色は淡い
- 疲れやすく、顔色が優れない
- 食欲がない
- 軟便または水様便
治法としては気と血を補うことです。これを補気養血(ほきようけつ)と言います。
どんな食べ物を食べたらいいのかというと
お米、じゃがいも、さつまいも、山芋、かぼちゃ、はちみつ、大豆、うなぎ、ラム肉などで補気をします。
黒豆、ほうれん草、黒ごま、ぶどう、烏賊、豚肉などで血を補います。
月経痛云々、女性は必ず気血両虚の症状になります。月経中は上記のものをなるべく考えて献立を組み立てれるようにしましょうね。
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