月経時の食養生

生理中の過ごし方

月経は女性特有の生理現象である。月経期間中には血室が開いているため邪気の侵入をゆるしやすく、この期間の養生が不適切であれば疾病を生じやすい。『校注婦人良方』には「月経期に治療する場合は、慎重に行わないと産後証んk類似した症状が生じてしまう。驚き・怒り・労働によって気血が錯乱し、血脈が行らなくなると、慢性伝染性疾患などの疾病となることが多い」と述べています。月経期間中には、次の方面に注意する必要があります。

  1. 清潔の保持:月経期には血室が空虚となっていて邪毒に感染しやすいため、外陰部を清潔に保って疾病の発生を防ぎます。同時に房事、浴槽での入浴(困難ならなるべく一番風呂に入るようにしましょう。)、水泳を禁止します。
  2. 過労を避ける:月経による出血で体力が低下している時に過度の労働を行うと、気を消耗して血を動かすため、月経過多・経期延長となりやすいのです。月経期間中は肉体労働や激しい運動を避けましょう。
  3. 外邪を防御する:月経期には人体の抵抗力が低下しており、血脈は寒湿により凝滞しやすいため、月経不順・月経痛を生じやすいです。月経期期間中は保温に注意して寒邪の感受を避けることが大切です。例えば、雨に濡れたり、冷水で足を洗ったり、冷水浴をすることは避けましょう。
  4. 節度ある食事:月経期間中に辛熱香燥の食品を過食すると陰津を消耗しやすく、血に熱がこもりやすくなります。また寒涼性の食品や生物を過食すると、経脈が凝渋して血行が阻害されます。
  5. 感情を和やかにする:月経期間中は陰血が下注しており、相対的に気が余っているため肝気が旺盛になりやすいです。この時期に七情(怒・喜・思・悲・憂・驚・恐の感情のこと)によって損傷すると、月経期の不快感がまして月経不順となります。精神状態をリラックスさせ、緊張感、イライラ、恐怖感を取り除くことがとても大切です。

月経中の食べ物のおすすめ

補血の食べ物

肉類(レバー、羊肉、牛肉、豚肉など)、黒豆、人参、パセリ、なつめ、ぶどう、龍眼、松の実、黒ゴマ、ほうれん草、いか、いわし、牡蠣、かつお、さんまなど

補気の食べ物

玄米、芋類( じゃがいも、さつまいも、山芋など)、かぼちゃ、納豆、きのこ類、いわし、海老、たこ、ぶり、豚肉、羊肉、ココア、カカオ、ワインなど

おすすめレシピ

参考文献

全訳 中医婦人科学

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