夏バテにも効くはちみつ。はちみつの薬膳的効能をご紹介*簡単レシピも紹介
はちみつの薬膳的効能は?

はちみつ(蜂蜜)
性味:甘/平
帰経:肺・脾・大腸経
中医学的な効能
①胃腸の調子をえ、機能を高める(調補胃)
②胃腸の痛みを緩和する(緩急止痛)
③肺を潤し、咳を鎮める(潤止咳)
④腸を潤し、便通をよくする(潤腸)
⑤乾燥した肌を潤し、生まれ変わらせる(潤膚生肌)
⑥毒を分解する(解毒)
期待できる適応症
①痛む場所を押すと軽減するお腹のシクシクした痛み
②燥気によって肺が冒されて起こる咳
③腸内の津液不足による便移
④目の充血、口内炎、濃瘍
⑤風疹によるかゆみ、やけど、手足のあかぎれ・ひびわれ
⑥胃潰瘍、十二指腸潰瘍
⑦疲労
有効成分
果糖・ブドウ糖(エネルギー源となり、疲労回復)、オリゴ糖(整腸作用、免疫機能の向上、下痢や便秘の予防、虫歯の予防)、グルコン酸(ビフィズス菌の増殖を促進、殺菌・抗菌作用)、パントテン酸(免疫力の向上、解毒作用、善玉コレステロールの増加)、ビタミン
Bi(精神の安定、心臓機能を正常に保つ)など
備考
・ハチミツは一般的に胃腸の働きを調整する食材ではあるが、脾に痰や湿が停滞しているときや胸・腹部につかえる感じがあるとき、便がゆるいときには食べてはいけない。1歳以下の乳児には与えないこと。
おすすめレシピ
🌿老人性便秘:すり黒ゴマ25gをハチミツ、牛乳各30mlと混ぜ、毎朝空腹時に飲む。
🌿胃潰瘍、十二指腸漬瘍:生甘草9g、陳皮6gを煎じてハチミツ54gを加え、1日3回飲む。
🌿疲労:ハチミツリンゴ酢(リンゴ酢大さじ3、ハチミツ大さじ1を入れたカップに湯を注ぎ、よく混ぜたもの)を飲む。

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