風邪を薬に頼らず、食事で予防しよう!

風邪の中医学的な考え方

風邪は、西洋医学的にはウイルスや細菌の侵襲を受けて発生する上気道の感染症とされています。

以下、第一三共ヘルスケアさんのHPから引用させていただきました🙏

風邪(かぜ)の主な原因はウイルスによる上気道(鼻・のど)の感染

原因微生物の約90%はウイルス

風邪(かぜ)とは、上気道(鼻やのど)が微生物に感染することによって起こります。原因微生物の約90% はウイルスが占めており、残りの約10%は細菌、マイコプラズマ、クラミジアなどウイルス以外による感染です。
風邪(かぜ)ウイルスの数は200種類以上といわれており、どのウイルスが原因で起こったのかを特定することは困難です。また、同じウイルスでもいくつもの型があり、それが年々変異します。このため、一度感染したウイルスに対抗する免疫ができたとしても、次々に新しいウイルスに感染するため、繰り返し風邪(かぜ)をひいてしまいます。
なお、インフルエンザを起こすインフルエンザウイルスは風邪(かぜ)を起こすウイルスとは異なり、症状の重さも異なるので、別の病気だと考えておいた方がよいでしょう。

くすりと健康の情報局 by第一三共ヘルスケア

中医学では風邪のことを「感冒」と言いますが、感冒は「風邪(ふうじゃ)」や「寒邪(かんじゃ)」などといった自然界にある邪気を受けて発生すると考えています。日本で感冒のことを風邪(かぜ)と呼ぶのは、「風邪(ふうじゃ)」という中医学の考え方に由来していると言えるでしょう。

日本では「かぜ」といえば、「くしゃみ、鼻水、関、悪寒、発熱」といった症状の病気を指しますが、「かぜ」にも様々な種類があります。喉がガラガラするカゼ、体の節々が痛むカゼ、痰が白っぽいカゼや反対に痰や鼻水が黄色っぽくて粘っこいカゼもあります。胃腸障害から始まる夏カゼのようなものもあります。

例えば、鼻水の出る鼻カゼは寒性のカゼであり、痰が粘っこくなるカゼは熱性のカゼです。両者の病気の性質は根本的に違うことをはっきりさせておく必要があります。異なった病気には異なった治療法が必要だからです。寒性のカゼには温める薬や食材を与え、熱性の喉風邪には冷やす薬や冷たい食材を摂取しなくてはなりません。これを同じ食材や薬で治療した場合、逆効果になる場合もあるので、気をつけましょう。

また、体質的に熱性が強く、普段冷たい飲食を好む人は、初期段階は水様の鼻水が出る寒性のカゼであっても、やがて後期になると粘っこい鼻汁や黄色い痰が出る熱性のカゼに変化することもあります。このようなカゼには段階にわけて食材や薬を選ぶ必要があります。

中医学では症状の違いとともに、季節や患者の年齢、体質、体調なども考慮して、カゼの性質を区別して、治療方法を変えます。大きく分類すると、以下のとおりです。

薬膳からみるカゼ

風寒感冒

風と寒の邪気によって肺の機能が犯されて起こる

【症状の特徴】冬など寒いときに起こりやすい。日本では夏でも冷房によっても起こることがある。水様の鼻水が出てくるのが特徴。痰は白い。頭痛・筋肉痛・関節痛があり、発熱が伴うときは強い悪寒がある。

【食治原則】辛味があり陽性で、風寒の邪気を体表から発散させる食材を選びましょう

【おすすめな食材】生姜、ネギ、紫蘇の葉、杏仁、シナモンなど

風熱感冒

風と熱の邪気によって肺の機能が犯されて起こる

【症状の特徴】春または夏の温暖な季節に多い。喉の痛みと腫れが特徴。口が渇き、冷たいものを飲みたがる、鼻水は汚く粘っこくなる、痰も黄色く粘っこい、発熱時の悪寒は軽い

【食治原則】辛味があり、身体を冷やし、風熱の邪気を体表から発散させる食事を選ぶ

【おすすめな食材】大根、なしの皮、ごぼう、味噌、葛粉、菊花、薄荷など

風熱感冒

風と熱の邪気によって肺の機能が犯されて起こる

【症状の特徴】春または夏の温暖な季節に多い。喉の痛みと腫れが特徴。口が渇き、冷たいものを飲みたがる、鼻水は汚く粘っこくなる、痰も黄色く粘っこい、発熱時の悪寒は軽い

【食治原則】辛味があり、身体を冷やし、風熱の邪気を体表から発散させる食事を選ぶ

【おすすめな食材】大根、なしの皮、ごぼう、味噌、葛粉、菊花、薄荷など

風熱感冒

風と熱の邪気によって肺の機能が犯されて起こる

【症状の特徴】春または夏の温暖な季節に多い。喉の痛みと腫れが特徴。口が渇き、冷たいものを飲みたがる、鼻水は汚く粘っこくなる、痰も黄色く粘っこい、発熱時の悪寒は軽い

【食治原則】辛味があり、身体を冷やし、風熱の邪気を体表から発散させる食事を選ぶ

【おすすめな食材】大根、なしの皮、ごぼう、味噌、葛粉、菊花、薄荷など

風熱感冒

風と熱の邪気によって肺の機能が犯されて起こる

【症状の特徴】春または夏の温暖な季節に多い。喉の痛みと腫れが特徴。口が渇き、冷たいものを飲みたがる、鼻水は汚く粘っこくなる、痰も黄色く粘っこい、発熱時の悪寒は軽い

【食治原則】辛味があり、身体を冷やし、風熱の邪気を体表から発散させる食事を選ぶ

【おすすめな食材】大根、なしの皮、ごぼう、味噌、葛粉、菊花、薄荷など

暑湿感冒

暑さと湿の邪気によって肺と脾胃の機能が犯されて起こる

【症状の特徴】夏や梅雨の湿気の多いときに多発する。頭が重く全身が重だるくなる。吐き気、嘔吐、肥満・食欲減退など胃腸の症状が特徴。

【食治原則】暑気払いの作用があり、湿邪を除く作用がある食材を選ぶ

【おすすめな食材】苦瓜、スイカ、緑豆、薄荷など

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