【薬膳レシピ】若さを保つ黒胡麻団子汁
自分でタイトルをつけて笑っちゃうほどおかしい!本当にこれ女性の永遠のテーマですよね。でも人によって「若さ」の定義も違う。例えば「ボケないことが若さ」「老けないことが若さ」「足腰が丈夫でいることが若さ」などなど・・・人によって考えが違います。
私もなんだかんだ29歳。早いっす。そしてこっから下り坂なんだと思うと、気を引き締めなければと思います。まだ30前なのになんで下り坂なの?と疑問に思ってくださった方は◎!!なぜかというと、薬膳のバイブルと言われている「黄帝内経」には女性は7の倍数で体が変化すると書かれています。
7歳で歯が生え変わり、髪の毛が伸び始める
14歳で初潮をむかえる
21歳で親不知が生え、生命の充実期を迎える
28歳で筋肉や骨が発達し、髪の毛も豊かに生える。生命の最盛期を迎える
35歳で顔から生き生きとした輝きが消え、髪の毛が抜けていく
42歳で顔の輝きがなくなり、髪が白くなる
49歳で閉経し、体が衰えていく
と書かれています。黄帝内経は2000年くらい前に書かれた書物なので49歳で止まっています。当時はこれくらいが寿命だったのかな?それにしても、今29歳の私はとても怖い。この時期の養生をしっかりしているかしていないかで老化するスピードが早くなるかならないか・・いろいろ決まっていくんだなーと思うと恐ろしいです。
個人的には「井川遥」さんみたいなきれいな人を目指していますが、(もともとのフィールドが違いすぎ、いや、同じスポーツすらやっていないぞ!ここでお名前を出して申し訳ないですが。)老化をしないように予防しなくてはいけません!
ここから薬膳的なお話をしますね。
薬膳では若さは「腎」と密接に関係しています。「腎」の主な働きとしては、「精気を貯蔵する」「水を受け持つ」の2つです。若さと密接に関係しているのは、「精気を貯蔵する」働きが深く関わってきます。ちなみにここでの若さは「ボケない」「老けない」「足腰が丈夫」を指します。なので精気を貯蔵する腎についてお話を勧めていきたいと思います。水を受け持つことはまたいつか書いていきます。笑
精気を貯蔵するって言われてもなんのことだかさっぱりですよね;;腎に関わる精気の働きは
- 生殖と深く関わる(ホルモンの発生と深く関わり、生殖能力の発達を支え、更に生殖能力を旺盛さを決定する要素ともなります)
- 生命のプロセスを支える(黄帝内経に記された女性は7の倍数で体質が変わっていくことを表します。つまり腎の精気が盛んになって衰えていくプロセスが現象として現れたもの。生殖能力の他、体の発達や知能の発達など多くの面から生命を支えている)
- 髄を生み、脳や骨の元になる(腎の精気は髄を生み、髄が骨を養うと考えられています。また脳を髄海といい、腎の精気は脳の元でもあり、腎の精気は知能の発達にも大きな影響力を持っていると考えられています)
- 血液の生成と関わる(中医学では腎の精気は変化して血になることができる」とも考えられています。つまり血は飲食物を消化して得られる水穀の精微からだけではなく、骨や髄のもとである腎の精気からも作られるということである。また、五臓の「脾」からも血液は生成されます。)
- 体を守り、病気を予防する(中医学は衛気という気が体を覆い、外邪の侵入を守ってくれると考えています。この衛気は腎の精気が充実していなくては衛気がしっかりと守ってくれることはありません。逆に腎の精気は不足すると、衛気が弱まり、抵抗力や免疫力が低下すると考えられています。)
これを見てなんとなくお気づきでしょうか?腎を強くすることで、上記の働きが充実することができます。肝、心、脾、肺、腎の五臓の中で腎だけ「食べすぎ」「ありすぎ」という考えはありません。なので、腎にいいものはたくさん食べても大丈夫なのです。
腎にいい食べ物
黒糖、黒豆、黒木耳、クコの実、小豆、黒胡麻、豚肉、牛肉、山芋などなど・・・主に黒いものが腎にいい食べ物と言われています。
若さを保つ黒胡麻団子汁
レシピ
〈材料〉
白玉粉 200g、水 180ml、こしあん 100g、黒練り胡麻 大さじ1、黒糖 100g
〈作り方〉
- ボウルに白玉粉を入れ水を少量ずつ入れて、耳たぶくらいの硬さにします。
- 別のボウルにこしあんと黒練り胡麻を混ぜ1の中に入れていきます。
- 小鍋に水(分量外)入れ、沸騰させ②を入れ、浮いてきたら取り出す。
- 違う小鍋に水400mlと黒糖を混ぜる。黒糖が溶けたら完成!
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