風邪を引くメカニズム。

病気の原因を探ることは中医学に触れているもの(薬膳、鍼灸、漢方など)にとってとても重要なことだと言えます。

そもそも病気にかかってしまうのは、体の外にある「邪気から守る気」が不足しているからなのです。この「気」が常に満ち溢れている人は風邪なんてひきません!

小学校の時に真冬でも半袖半ズボンをきている男の子がいました。その子に「寒くないの?」と聞いたら「寒い」と言っていました。だったら着ればいいじゃない!と私は思ったのですが、彼は6年間そのよくわからない意志を貫き、しかも皆勤賞を達成!みんなは「寒いのに半袖半ズボンだったら」と思ったに違いありません。そして中学校へあがり学ランをきている彼に対して違和感を覚えたのを今でも覚えています。この違和感は私だけではなかったと思いますが・・・中学で長袖をきていた彼は風邪を引いたっけ?記憶にありませんが、多分皆勤賞なはず!

ここで伝えたいのは、この彼はしっかりと風邪をひかない「気」で覆われ、邪気から身を守ることに成功したと言えましょう!

風邪だけの説明でしたが「邪気」とはいろんな意味があります。アレルギー、花粉症、アトピーなど体に入ると体をむしばんでしまうものの総称とも言えます。

「邪気」を追い出すのに力を貸してくれるのは「気」ですがさらに深く説明すると「正気(せいき)」という気が体の中に常にいます。この正気が万が一邪気が体の中に入ってきたとしても戦ってくれるのです。しかし体の外にある「気」が不足している人は体の中の「正気」も不足していますからね;

この邪気が体の外で消えていなくなれば、ただの「風邪」でおさまりますが、臓腑まで侵入してくるとより体調を悪くしてしまいます。昔の中国の本では「邪の湊まるところ、その気必ず虚す」と綴ってあります。「邪気があるところは、気をも消耗させてしまう」という意味ですね。恐ろしい。

 

なので

発熱悪風

を感じたら、生姜、ネギ、紫蘇!を食べて、邪気を発散させることを徹底しましょう!

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