風邪を引いた時の漢方の選び方(6)

前回で風寒の邪気に襲われたときの漢方の選び方を紹介してきましたが、今日からは風熱の邪気に襲われたときの漢方薬の選び方についてご紹介していきたいなと思います。風邪は風邪でも3パターンもあって大変なのですが、ここでの認識を間違えてしまって違う漢方薬をとってしまうと逆効果になってしまうので注意してくださいね。

風熱の邪気なので熱が体の中に侵入してくるときに現れる症状に対してのお薬です。熱が体の中に侵入してくるって?って感じになると思いますが、熱はイメージしていただくとわかりますが、熱いですよね。なので体にも熱い症状が現れます。例えば、脈は体の中が暑くなれば早くなりますし、痰も黄色くなります。また、熱は乾燥させます。咳が出たり、口が渇くという症状も出てきます。それは熱がある証拠です。

それを念頭に置いて読んでいただければ吸収も違うかと思います。

 

桑菊飲(そうきくいん)についてご説明したいと思います。

桑菊飲を使用するときは咳が出て、微熱があり、少し口が渇く症状です。

 

この症状を見れば、まだ症状としてまだ軽いときだな!っていうのがわかっていただけたらうれしいです。まだ邪気が体全部を支配していないときに使用する薬になります。

 

桑菊飲の主成分は以下の通りです。

 

桑葉(そうよう)、菊花、杏仁、連翹(れんぎょう)、薄荷、桔梗(ききょう)、甘草、芦根(ろこん)

 

苦味の性質がたくさん入っている漢方薬ですね。桑葉、菊花、杏仁、連翹。。。ほぼ苦味が強い!苦味は解毒の力があります。ゴーヤも苦いですよね?あれは身体の中に溜まっている毒を出してくれる力があります。夏の身体には毒素が溜まりやすいので、ゴーヤチャンプルを食べたりするのはとても理にかなっています。

風熱の邪気が口から肺に入ってきたら、肺の呼吸する(粛降)機能が失われます。失われると咳となってゲホゲホ出てしまうということです。

またそんなにひどく邪気に侵されていない状態なので、熱はまだ微熱。口も少しだけ渇くという状況です。

やはり咳は多く出てくると思うので、咳を止めなくてはいけません。咳は先ほどもお話したのですが、肺の粛降という機能の失調によって起こります。咳は肺から逆上して咳となって出てきます。なので抑える必要があります。桑葉、菊花は肺の熱を冷まし、肺の気の流れを良くしてくれます。さらに薄荷は桑葉、菊花を助ける働きをしてくれます。

桔梗、杏仁は肺の呼吸を整えて、咳を止めてくれる働きをしてくれます。

芦根は熱を冷まし、津液を生み出してくれる働きがあります。口の渇きにもききます。

 

桑葉、菊花、連翹、薄荷は辛涼解表薬

杏仁、桔梗、甘草は宣降肺気(呼吸機能を正常にする)、止咳(咳を止める)

芦根は口を潤してくれる、熱を冷ましてくれる

 

この薬は軽い症状のときに使用するので、症状が悪化しているのならいろんな生薬を組み合わせて使います。

 

いろいろ深い漢方薬。説明するのも一苦労。笑

 

 

 

 

 

 

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