風邪を引いた時の漢方の選び方(2)

こんにちは。もしも風邪をひいてしまった時の漢方の選び方について再びお話をしていきたいと思います。本当に数ある中の一部をご説明するので、ご了承くださいませ。そして私なりの解釈でご説明しておりますので、そこもご了承くださいませ。

漢方って本当にたくさんの種類があって、今の症状に適したものを飲まないと続きません。市販で売られている薬は頭痛にも生理痛にも・・・とりあえず○○痛に効く!といって学生の頃の友人は飲んでいたのを覚えています。よくありませんね。少しでも知識として頭の中にいれておくだけでも、いざ!という時に本当に助かるものだと思いますので、みなさまのためになればと思い、書いていきますね。

 

 

前回は麻黄湯についてご説明しました。麻黄湯はインフルエンザのような症状が出たらと書きました。もし、読んでいなかったら是非読んでいただければ嬉しいです。子供がインフルエンザのような症状になった!と思ったら是非麻黄湯を試してくださいね。というお話でした。そして汗をかいていない、発熱悪寒のときは麻黄湯!でしたよね?

今回お話する桂枝湯も麻黄湯と似たような漢方薬です。しかし今回は汗をかいているときの症状が特徴の一つです。

では、桂枝湯についてのお話をしていきますね。体を風邪ひかないように守っている気(衛気えき)があります。この衛気が風邪に負けてしまい、風邪が体内に入ってきます。そうすると風邪を引くという症状になります。なので、風邪をひかないように予防しなくては!と思っている人はこの衛気を強化すればいいことなのです。どうやって強化するの?という話に繋がると思いますが、話が長くなってしまいますので、別にかいていこうかと思います。覚えてたら。笑 もし興味があって教えて欲しいという方がいらしたらご連絡いただければと思います。笑

さてさて、戻りますね。

今回の桂枝湯を使うときの体の中に何が起こっているのかについてご説明します。

  1. 衛気がやられてしまっているので風邪が侵入してきます。衛気の気は陽なので体を温める力をもともと持っています。しかし風邪にやられてしまって、体を温める力が失っています
  2. 風邪が侵入してきて、陰液(いんえき、津液)に入ってしまってます。なので、毛穴が開いて汗が出てしまいます
  3. そして風の中でも風寒という邪気が入ってくるため、悪寒がともないます
  4. 脾を壊し、気血の生成がうまくいかなくなってしまいます。栄養を分解することが困難になるため、吐き気などが伴います

などがあげられます。

桂枝湯の成分は桂枝、芍薬(しゃくやく)、生姜(しょうきょう)、大棗(たいそう、なつめ)、甘草が入っています。

桂枝は体の中に入って体を温める力があります。なので衛気を助けて邪気を外に発散する力を持っています。

芍薬は血を養い、脾にも効き目があります。さらに汗を引き締めてくれる力がすごいので、汗が出るこの症状にとても効果的です。

生姜はしょうきょうと書きましたが、みなさんの思っているようなしょうがです。生姜はやっぱり体を温め、汗として邪気をだしてくれる力があります。桂枝を助けてくれて相乗効果で邪気を追い出してくれます。

大棗は気血の生成をしてくれる脾に向かいます。そして甘い性質を持っているので、桂枝や芍薬、生姜の効能を長く体の中に止まらせてくれます。

最後に甘草。甘草も大棗と一緒で生薬を体の中に長くいさせてくれる生薬の使い方をします。なので甘草はとても万能なので結構な漢方に入っています。

 

発熱悪寒、汗が出る

ときたら桂枝湯をチョイスしてみてください!!!

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